非常に扱いやすい、古上野の茶入れです。
●作 者:熊谷 光甫作(福岡)
●サイズ:口径2.9cm×高さ9cm
● 箱 :木箱入り(桐)
●仕 服:伊豫簾
※こちらの商品は現品限りです。
<商品説明>
釉薬の流れや、土に特徴のあるいいお茶入です。
薄作りで、非常に軽く作られています。
★上 野 焼★
福岡県田川郡香春町、福智町、大任町で焼かれる陶器。
江戸前期に高名な茶人でもあった大名、細川忠興が小倉藩主となった際、朝鮮人陶工、
尊楷(上野喜蔵)を招いて、豊前国上野に登り窯を築かせたのが始まり。
江戸時代には遠州七窯の一つにも数えられるほど、茶人に好まれた。明治期には衰退の様相を見せたが、
明治35年に復興、1983年には通産省(現在の経産省)指定伝統的工芸品の指定を受けた。
上野焼の特徴は他の陶器と比べると生地が薄く、軽量であることである。また使用する釉薬も非常に種類が多く、
青緑釉、鉄釉、白褐釉、黄褐釉など様々な釉薬を用い、窯変(窯の中で釉薬が溶け、千変万化の模様を作り出すこと)
を生み出すのが特徴で、絵付けはまず用いていない。